執念の先

 

FIFAワールドカップロシア大会も大詰めを迎えようとしている。

 

準決勝では事実上の決勝戦と言われたフランス対ベルギーではフランスが勝利を収めた。

 

イングランドクロアチアは延長戦に縺れ込む死闘の末にクロアチアが2対1で格上のイングランドを制した。

 

両ゲームとも夜中の3時からの試合をライブで見る甲斐のある内容で、特にイングランドクロアチア戦は若いイングランドを相手に史上初の決勝進出をかけたクロアチアの執念を感じる一戦となった。

 

ゲーム開始5分でイングランドフリーキックから一点を先取し、クロアチアはこれまでの2試合と同じく追い掛ける展開に。

 

そんな展開は想定内と言わんばかりにひたすら、愚直に攻撃を繰り返す。

 

イングランドからのカウンターに冷や汗をかくシーンがあったり、単調な攻めになって得点の匂いがなくなっても諦めることなく攻め続けた。

 

その執念たるやついには硬いイングランドの守備をこじ開けて一度ならぬ二度までもゴールを決めた。

 

勝利への、旧ユーゴスラビア時代を含めても初めてとなる決勝進出に向けての執念の先を見た気がした。

 

果たして自分はその執念の先を見たことがあるだろうか。

 

そこまで強い思いを持って事にあたっているだろうか。

 

興奮が冷めてふとそんな思いが広がった。

 

一つに絞る

 

「胸を張って真っ直ぐ前を見て、踵から地面に着地するように歩く。今日はこれだけ意識できたら成功だよ。」

 

一昨日のブログで久々のゴルフを楽しむ秘訣を紹介した。

 

それがうまくいった要因は幾つかある。

 

その中で最も効いたのは「一つに絞る」だ。

 

他人の目、見栄、プライド、体力的、練習不足で迷惑を掛けるのではないかという不安・・・

 

上手くもないのに様々なことが頭の中を駆け巡って身体と心がバラバラになりそうだった。それを一つに繋げられたのは意識を一つに絞れたから。

 

胸を張って、前を見て、踵から着地するように歩く。

 

これも分解して一つに絞る。

 

それが「踵から下ろす」で、それだけに意識を向けたら自然と集中でき、他の雑念をシャットアウトできた。

 

したいこと、しなければならないこと、いろんな人の立場や特性、組み合わせ、そんないろんなことを考えれば考えるほど複雑になって何をすればいいかわからなくなる。

 

あれも大事これも重要になってしまうと優先順位をつけられなくなって動けなくなる。

 

だからこそ「一つに絞る」が効果的。

 

ゴルフだけに限らず仕事も恋愛も人生にも通ずる秘訣と言っていいのではないか。

 

明日は何に絞ろう。

 

キャパ超えを越えてこそ

 

キャパを超えている状態は苦しい。

 

筋トレをしていても恋愛でも仕事でも人生も全く同じ。

 

逆にキャパの範囲内なら楽。

 

自分が知っていること、できることに囲まれているから。

 

キャパを超えている状態は苦しいけれど、新しいことを体験している証明であり、学びのチャンスであり、成長の過程と言える。

 

キャパを超えてこそ成長の道のりを歩んでいることになる。

 

その苦しい道を、泣きながら嘆きながら歩くのではなく、涼しい顔して、楽しげに歩んでいきたい。

 

それが格好いい。

 

キャパ超えを越えてこそ臨むことができる絶景を楽しみにしながら。

踵から下ろす

 

先日のこと。

 

丸2年ぶりのゴルフに挑んだ。

 

その時、かつての上司でゴルフスクールの経営者から教わったポイントはいたってシンプルだった。

 

「胸を張って真っ直ぐ前を見て、踵から地面に着地するように歩く。今日はこれだけ意識できたら成功だよ。」

 

それならできると思えた。

 

それがよかった。

 

ゴルフコースだけでなく、普段の生活もその通りだと、ふと思い出した。

 

気持ちを作る

 

やる気のある時はいい。

 

締切があってやらざるを得ず、やっているうちに気持ちがついてくる。

 

厄介なのは比較的ゆったりしている時、突然ギアを上げなければならない時。

 

それでも多少の猶予はあるもの。

 

そんな時に「気持ちを作る」が試される。

 

どう自分の気持ちを盛り上げていくのか、冷静さを保ちつつ熱い気持ちをどう伝えるのか、使命は何なのか相手は誰なのか、何を欲しているのか、欲していないのか。

 

本番を前に改めて自分なりの「気持ち作る」を考えてみたくなった。

 

見えない敵

 

知り合いの子どもが太極拳の全国大会に出場すると聞いて見に行った。

 

そこには老若男女問わず全国から選りすぐられた太極拳士が集まり、演武を披露していた。

 

試合ではなく、一人か二人ずつが日頃の鍛錬の成果を披露する。 

 

武器を持って舞う人、素手でゆったりと天と地を繋げようとする人、素手で力強く見えない敵と戦う人。

 

知り合いの子どもは高校2年生で力強い素手の演武を見せてくれた。

 

会場に一瞬シンと空気が澄む感覚が広がる。

 

魂の込もった動きは一つひとつ力強く、無駄がなく、あたかも相手がそこにいるかのような迫力があった。

 

演者の中には「演武」というより「演舞」の印象が強かった人も多かったけれど、知り合いの息子さんはお世辞抜きで圧巻だった。

 

後で聞くと二位だったと聞いて納得した。

 

改めて考えると「見えない敵」と戦うのは武道だけではない。

 

日々の生活も一緒だ。

 

本当に戦っているかと感じられるほどの集中力を持って目に見えない敵と戦う。

 

その覚悟と準備を徹底的に行いたい。

 

そう思った。

 

1日を楽しむ8か条

 

ネット上でこんな言葉を見つけた。

 

同じ服を着るくらいなら

ワクワクする服を着ること

いつもより早く起きて

体を動かしてみること

1つだけでもいいから

好きな食べ物を食べること

嫌いな人は嫌いでいいから

それ以上考えないようにすること

どんな日でもいいことはあるから

今日よかったことを振り返ること

朝起きて気分良く目覚めるように

今のうちに部屋をきれいにすること

お風呂に入ったら

「幸せ」と口に出してみること

寝る前に悩むと止まらなくなるから

好きな人を想像して寝ること

どんな一日であっても自分次第で楽しめる

 

西日本を中心に豪雨の被害が尋常ではない。

 

被災者の方々の安全と安心をお祈りするとともに亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。