この先揺れます

 

「この先揺れますのでご注意下さい」

 

どの電車に乗ってもいつも同じところで同じアナウンスが入る。

 

乗客の安全を確保するために丁寧過ぎるほどの注意喚起はありがたいのか、それほどでもないのか。

 

聞くたびに思うことは、その問題自体を無くすことはできないのだろうか、ということ。

 

電車が揺れる原因自体を修復する。

 

アナウンスを流す方が楽でお金もかからないということであれば、それはそれで合理性があって納得はできるけれど、根本の解決とはならない。

 

「この先揺れます」

 

それがわかっているのなら注意喚起をしつつ、根本原因を見つけ出し、解決策を講じたい。

 

電車だけの話ではなく、

 

我々自身の生活も全く同じだ。

 

渋滞の先頭

 

「渋滞の先頭は抜けました。速やかな速度回復願います。」

 

「登り坂が続きます。引き続き速度回復願います。」

 

信州旅行からの帰り道、高速道路での事故渋滞の終わりにトンネル内で流れていたアナウンスである。

 

意味は理解できても表現に引っかかってなかなか入ってこなかった。

 

以前に読んだ渋滞学の本を思い出した。

 

渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)

 

 

渋滞はこれほど身近なものなのについ最近までそのメカニズムがわかっていなかったという。

 

無理な車線変更などせずスピードも早めず遅めずひたすら同じペースでいく車が増えれば渋滞も減るはず。

 

もちろん渋滞の先頭を走る必要もなくなる。

 

もしかするとこれもAI、自動運転に任せることが一番の近道なのかもしれない。

 

自己犠牲の是非

 

「自己犠牲をどれだけできるかで貢献度が決まる」

 

そんな考えがある一方で、こんな考え方を最近聞いた。

 

「21世紀は自分が楽しいことが大切」

「神様は自己犠牲を一番嫌う」

「我慢は絶対ダメ、挑戦だと思おう」

 

不思議なほど、こちらの言葉の方がスーッと心の中に染み透ってくる。

 

自己犠牲は過去の遺物と言っていいのかもしれない。

 

自分が楽しみ、成功し、それが自分の所属する組織のプラスとなり、社会への貢献になるというのが勝ちパターンであり、新しい生き方であり、進化した考え方と言っていいのではないか。

 

そんな不思議な感覚に包まれている。

 

自己犠牲の是非は明確と言っていい。

 

一人ではない

 

細田守監督のアニメ「未来のミライ」を観た。

 

「未来のミライ」スタンダード・エディション [DVD]

「未来のミライ」スタンダード・エディション [DVD]

 

 

劇場公開時には前評判ほど話題にならなかった印象があって、いまいちという感想も一つ二つ聞いていたので鑑賞の機会が随分遅くなってしまったけれど、とっても良かった!

 

主人公の声に違和感があったり、映画全般の感情の盛り上がりに欠けたりすることはあったけれど、キャラクター一人ひとりが丁寧に描かれていたし、物語全体のプロットに関わる以外での突飛な描写はなかったし、何より我々は一人ではないというメッセージが様々な角度から、重層的に伝わってきて、心にじんわりと染み透った。

 

妹が産まれて赤ちゃん返りするお兄ちゃんだけでなく、しんどい時は誰だって一人を感じる時はある。

 

それでも我々は決して一人ではなく、孤独でもなく、家族や友人や祖先の人々や、

 

未来の自分や家族とも繋がっている。

 

支えられている。

 

そのことを想い起こさせてもらえた。

 

我々は一人ではない。

 

いつだって。

 

納得感を追う

 

納得感という言葉を最近よく耳にする。

 

納得するにはそれなりの理由や背景が必要でそれを追い求めることで納得感が醸成される。

 

「納得」という概念は元々主観的なもので「感」という言葉が付いて個人的な度合いが増すはずだが最近の動きはどうやら異なるようだ。

 

理由や背景、理論といった概念は、個人の範囲を越えて大勢が理解でき、納得することができる可能性を秘めていて、それが求められる機会が多くなっている。

 

世界中で驚異的なスピードで進んでいるデジタル化やダイバーシティー化の影響があることは間違いない。

 

「ちゃんと買い」もその潮流の一部ではないか。

 

他人の納得感も重要だけれど、まずは自分の納得感を追いかけていくこととから始めたい。

 

ちゃんと買い

 

車のタイヤを交換した。

 

新車で買ってから6年、走行距離4万キロを越えたところでヒビ割れを指摘されて交換することに。

 

ネットで幾つか調べて辿り着いたのは「タイヤ館」。

 

f:id:norio373:20190812175836p:image

 

ブリジストンの系列会社というのも初めて知った。

 

「タイヤについては考えたことない」と思っていたら、丁寧な応対と説明に使われたカタログに全く同じことが書かれていた。 

 

f:id:norio373:20190812191229j:image

 

たくさんの人が同じことを考えていて、それをきちんと押さえた上でタイヤの役割をわかりやすく4つに分けて説明し、それぞれの製品の特徴を伝えようとしていたのが印象的だった。

 

f:id:norio373:20190812192032j:image

f:id:norio373:20190812192039j:image
f:id:norio373:20190812192104j:image

https://tire.bridgestone.co.jp/tire-cp/

 

キーワードは「ちゃんと買い」。

 

いつも使ってるからとか、違いがわからないからとか、気にしないからとか、ただなんとなく買うのではなく、納得して、自分で選んで買う。

 

それは車のタイヤだけではないのではないか。

 

f:id:norio373:20190812192641j:image
f:id:norio373:20190812192645j:image

 

新しいタイヤに履き替えての走行は以前よりも滑らかで静かな気がした。

 

信州旅行 -車山高原・霧ヶ峰・八島湿原-

 

信州旅行3日目は快晴で始まった。

f:id:norio373:20190811094153j:image

 

朝食前に大浴場の入れ替わりと貸切お風呂を楽しみ、
f:id:norio373:20190811094129j:image
f:id:norio373:20190811094143j:image

朝食を美味しくいただき、

f:id:norio373:20190811190426j:image

 

チェックアウトして向かうのはビーナスライン

 

青い空と白い雲と緑が最高のコントラストを描いていた。

f:id:norio373:20190811175312j:image
f:id:norio373:20190811175238j:image
f:id:norio373:20190811175233j:image

 

車山高原はリフトで一気に頂上まで登り、
f:id:norio373:20190811122304j:image

f:id:norio373:20190811204837j:image
f:id:norio373:20190811122310j:image

 

360度の景色に感激し、
f:id:norio373:20190811175229j:image
f:id:norio373:20190811175249j:image
f:id:norio373:20190811175307j:image
f:id:norio373:20190811175304j:image

 

下りは一時間弱のハイキングを楽しんだ。
f:id:norio373:20190811175220j:image
f:id:norio373:20190811175245j:image
f:id:norio373:20190811175215j:image

 

f:id:norio373:20190811175522j:image


f:id:norio373:20190811180651j:image
f:id:norio373:20190811180751j:image
f:id:norio373:20190811175449j:image
f:id:norio373:20190811180831j:image

 

お昼はバイキングで新鮮野菜とお蕎麦と!?!を楽しみ、
f:id:norio373:20190811180736j:image

 

霧ヶ峰を駆け抜け、
f:id:norio373:20190811180729j:image

f:id:norio373:20190811221353j:image
f:id:norio373:20190811180756j:image
f:id:norio373:20190811175538j:image

 

八島湿原のトレッキングでマイナスイオンに包まれ、リラックス&リフレッシュ!
f:id:norio373:20190811180740j:image
f:id:norio373:20190811175532j:image
f:id:norio373:20190811180820j:image
f:id:norio373:20190811180707j:image
f:id:norio373:20190811180646j:image
f:id:norio373:20190811180719j:image
f:id:norio373:20190811180746j:image
f:id:norio373:20190811180614j:image
f:id:norio373:20190811180608j:image
f:id:norio373:20190811175518j:image
f:id:norio373:20190811175513j:image
f:id:norio373:20190811175500j:image
f:id:norio373:20190811180809j:image
f:id:norio373:20190811180800j:image
f:id:norio373:20190811175527j:image

 

そこからの帰り道、富士山が見えてくると子どもたちがはしゃぎ、
f:id:norio373:20190811202128j:image

f:id:norio373:20190811210629j:image

 

彼らのリクエストで晩御飯をほうとうにする。


f:id:norio373:20190811202157j:image
f:id:norio373:20190811202144j:image

f:id:norio373:20190811204717j:image

 

その後、事故渋滞に巻き込まれて長い長い帰途についた。

f:id:norio373:20190811220850j:image