いかにもの人たち

 
今日1日で「いかにも」という人3人に会った。
 
 
「会った」というより「見かけた」という方が適切。
 
 
新幹線のプラットホームで「いかにもその筋の人」
街角で信号待ちをしている「いかにも変な人」
電車の中で「いかにも外国人」
 
 
新幹線のプラットホームできちんと列に並んでいた男性は頭が禿げあがっていて真っ黒いサングラスをかけ、口ひげあごひげを蓄えていた。ジャンパーには龍虎をあしらい、ぶかぶかのズボンにエナメルの靴。いまどきこんなにわかりやすい「いかにもその筋の人」はなかなかみかけない。
 
 
街角で信号待ちをしていたおじさんは遠目から変な人というのがわかった。うさぎの長ーい耳のついた帽子(マスク)をかぶっていたから。近くに寄ってみると(進行方向が同じだったので)、服装はロックンローラー? 骸骨のTシャツに革ジャン。チェーンのついた鍵をじゃらじゃらさせている。これまた「いかにも変な人」。(と言っても危険な匂いはなぜかしない)
 
 
3人目は「いかにも外国人」。
 
 
外見ではなく、温度感覚と言おうか、かなり温かくなってきたとは言え、スプリングコートが必要なほどにも拘わらずTシャツ1枚で平気な顔をしている。ちょっとした偏見かもしれないけれど、温度感覚がずれている・・・と思ってしまうのは「いかにも」の範疇に入る。
 
 
3人目の外国人は生理的なものなので仕方ないけれど、最初の2人は自分がどんな格好をしているのかわかっているはず。
 
 
「いかにも」が悪いわけではないけれど、そんな服装をすると周りからどう見られるか、どういう反応があるのか、それが自分の望むところなのか、を考えているのだろうかと訝しく思う。
 
 
翻って、自分の服装や身につけている物が気になった。
 
 
仕事場で、プライベートで身につけている物が自分をどういうイメージにせしめているか、それらがどのように周りの人たちに受け取られているか。
 
 
見直す必要があると感じた。
 
 
それはとどのつまり
 
 
自分が知らず知らずのうちにどんなメッセージを周りに送っているか
 
 
ということ。
 
 
謙虚に反省したいと思った。