一発勝負の訓練法

 
ドイツ人は幼い頃からペンを使うという話を聞いた。
 
 
フランス人も小さい頃から万年筆を使う習慣を身につけるのだとか。
 
 
大学に入学したての頃、新しくできた友人が講義内容をノートにペンで書いていたので不思議に思い、どうして鉛筆を使わないのかを尋ねると「社会人になったらペンを使うから今からその練習をしてる」と無愛想に言われたことを思い出した。
 
 
ドイツ人曰く、
 
 
どうして鉛筆を使うかわからない。頭の中で伝えたいことをまとめて書けばいい。ペンで書くのはその訓練になる。社会に出れば様々なことが一発勝負であり、その訓練を小さい頃から積むのは当たり前。
 
 
ご、ごもっとも・・・
 
 
何度間違っても消しては書き直せる鉛筆を使う我々日本人は甘いのかもしれない。
 
 
なんだかんだ言っても、
 
 
しょせん世の中は一発勝負。
 
 
その訓練法として、
 
 
書き直しのきかないペンを使うのは
 
 
一つの方法だと思った。