今日で東北旅行も最終日。
と言っても、今日は帰途につくのがメインイベント。
7時過ぎに目覚め、8時に朝食を摂り、ホテルを後にした。
磐越道は一車線区間が多かったけれど、視界を遮るものがなく、青空が広がり気持ちのいいドライブになった。
目的地は長岡駅すぐのところにあるこの2箇所だ。
戦後70年を迎えた今年の終戦記念日に感じるところを書いた。
どうしてあのバカな戦争に巻き込まれることになったのか、なぜもっと早く終わらせることができなかったのか、なぜ当時の優秀で立派な人物の多くが口を閉ざし、戦い続けたのか。
自分なりの回答を模索し続けているうちに昭和から大正へ、明治から幕末にまで(もっと言うと「この国のかたち」まで遡る必要があるのかもしれないけれど)意識と興味が向くようになった。
「歴史は勝者によって書かれる」
日本という国も第二次世界大戦に負けたことで敗者として自虐と反省と無関心の年月を過ごしてきた。
会津や長岡の人たちが培ってきた魂は長州や薩摩や土佐の人たちとなんら変わらず、清く強く、そして尊い。
街を再興するためには地元で長い年月をかけて培ってきた魂を、アイデンティティーを思い出すことから始めなければならない。
たとえ勝者の意図と処分が抵抗勢力の徹底的な排除であったとしても。
会津や長岡の街を訪ねて、日本という国の置かれた立場と重ね合わせることになった。
妻にハンドルを預けてそんなことをつらつらと考えている。
北陸道をひたすら南下している。
もう一息だ。
「家に着くまでが旅行」
小学生の頃に聞いた先生の言葉が今も思い起こされる。
気を抜かず家路を辿ろう。
今回も拙い(強行軍!?)の旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。
明日からも引き続きよろしくお願い致します。