イギリスのEUからの離脱を意味する。
元々は、現実的なイギリス人がEUからの独立をするなんてありえないと誰もが高を括っていた。あくまで「可能性」としての言葉遊びに過ぎなかった"Brexit" = "Britain Exit" = 「英国出口」が現実のものとなった。
ポンドは暴落し、円は急騰し、日経平均は1300円近く下げ、15000円を割り込んだ。
労働者の不満を甘く見た、移民受け入れに怒りが爆発した、大英帝国の栄光を再び夢見ようとしている・・・
いろんな人がいろんなことを言っている。
どれも正しくてどれも間違っている。
様々な感じ方があり、様々な考え方があり、様々な意見がある。
今回の結果は、理性的な判断というよりは、感情の暴走であり、一種のヒステリーのようなもの。
怖いのは、感情は時に強い伝染力を持ち、爆発的な拡がりを見せること。
既に、スコットランドが再び独立への動きを模索し始めた(スコットランドは9割の人がEU所属を希望しているという)、ロンドンでも独立のための署名運動が始まったという。EUの大黒柱(英仏独)の一本を失い、フランスが次に抜けるという噂さえ囁かれ始めた。
感情のうねりは大きな潮流を作り、全てを破壊し、飲み込んでいく力を持っている。
イギリスのEU離脱をきっかけにEUの崩壊、アメリカでトランプ大統領の誕生、ISの勢力拡大、北朝鮮の暴発、中国の暴走・・・
Brexitが大混乱の時代への入口とならないよう今こそ理力(フォースの力)を発揮する時である。
May the force be with you.
フォースと共にあらんことを