月一バズワード ーフィンテックー

 

フィンテックとは、

 

金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を組み合わせた言葉で、スマートフォンタブレットPCを使って行うネット決済や資産運用、人口知能(AI)などを使った金融サービスのこと。

 

ITの留まるところを知らない進化はあらゆる業種を津波のように飲み込んでおり、その中でも金融はリーマンショック以来恐るべきスピードで発展を続けている。

 

具体的には、スマートフォンによる決済や送金、収支管理、クレジット支払い、投資・・・に加えて、人工知能(AI)による資産運用さえもできるようになりつつあるという。

 

アメリカ発で世界中で広がっている大きな潮流である。

 

日本ではまだ言葉がよちよち歩きをしている程度だけれど、間違いなくそのコンセプトは広がりつつある。最新のiPhone7シリーズはFelica対応になってSuica利用ができるようになったし、マネーフォワードという収支管理(家計簿)アプリも人気を博している。

 

それでも1700兆円を超えると言われる個人資産のうち、8割以上が金利のほとんどつかない現金、預貯金(に類するもの)だというのは世界的にみても異常である。

 

せっかくのテクノロジー好きの国民も金融商品や金融自体にもっと興味を持たなければフィンテックのメリットを享受することはできない。

 

もしかすると、これまでてこでも動かなかった眠れる巨大資産がテクノロジーを起爆剤として投資に回るかもしれない。

 

アメリカ初のフィンテックではあるけれど、日本人の日本人による日本人のためのフィンテックを開発し、進めることさえすれば、くすぶりつつける日本経済を活性化させる魔法の杖になるのではないだろうか。

 

 

2016年月一企画