「坂の上の雲」が再び始まる。
秋山兄弟と正岡子規が生まれ育った松山は魅力溢れる町だ。
町を歩いているといたるところに「ことば」が溢れている。
●ありがとうで「心」がまんまる
●あんたはあんたでかまんのよ
●君の速さで歩(ゆ)けばいい
●あなたにとって他人でも、みんなだれかのだいじな人です
●口はさいわいのもと
●そんなポンコツなあなたがだーい好き!
●始まりはいつも小さい 他多数
読むだけで心が温かくなる。
声に出して読んでみたくなる。
こんな素晴らしいことばたちが松山市の行っている「ことばのちから21」
というプロジェクトから生み出されている。
http://www.kotobanochikara.net/index.html
町が、そこに住んでいる人たちが自分たちのアイデンティティを考え、
過去と現在と未来を結びつけようとしている。
なんて素晴らしいんだろう。
GDP比200%以上の借金と迷走する政治でバラバラになろうとしている
現在の日本。
もう一度、我々が国として持っているアイデンティティや有形無形の財産に
気づくことから始めなければならないのではないか。
過去から学べることは決して少なくない。
地方から学べることも決して少なくない。
「ことばのちから」を借りて、
もう一度「坂の上の雲」を目指して、
走り出すための準備を始めよう。