小学校1年生の時「パイロットになりたい」と書いた。
パイロットになって小学校の上を飛び回りたい
とかなんとか書いて入賞さえしたと記憶しているが、
本当にパイロットになりたかったわけではない。
なりたいものがなくて隣の奴のを見たら「パイロットになりたい」
と書いてあったから真似ただけ。
小学校6年生の時には「外交官になりたい」と書いた。
外交官になって世界中を飛び回りたい
とかなんとか書いて何かに入賞した・・・ということはなかったが、
本当に外交官になりたかったわけではない。
世界に出て働きたいというのがなんとなくあって、それができる仕事を先生に尋ねると
「外交官がいい」と言われ、その職業がどんなものかもよくわからずに作文を書いた。
中学生になると映画に恋をし「映画監督になりたい」と思うようになった。
映画監督になってスティーブン・スピルバーグやジョージ・ルーカスと一緒に
ハリウッドで仕事をしたいと熱望するようになった。
そのためには英語が話せるようにならなければならない。
必死で勉強し、苦手だった英語も高校では得意科目になった。
アメリカ人の友人もできた。
大学に進学し、卒業して就職した。
「映画」ではなく「英語」に関わる仕事。
夢だったロサンゼルスでも働いた。
「子供の頃の夢」とは異なるけれど、
今もまだ夢を見続けている。