音のない世界を想像してみる。
我々の世界は必ずと言っていいほど
常に何らかの音に囲まれている。
街の喧騒から田舎の自然が奏でる声まで。
心を癒す美しい音楽から耳を劈く機械の轟音まで。
気がつくと音を求めてテレビをつけたり
音楽を聞いたりしている自分がいる。
無意識のうちに音中毒になっているのが
現代人なのではないだろうか。
中毒患者は自分が中毒になっていることに
気がつかない。
一度、無音世界を作ってみよう。
普段の生活がどれだけ音に
支配されているかわかるはず。
それは、
孤独な世界なのか、
最高に贅沢な世界なのか、
いずれにせよ、
新しい世界は必ず存在する。