NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」 第152回ではプロボクサー 長谷川穂積が紹介された。
「試練が自分を強くする」
http://www.nhk.or.jp/professional/2010/1220/index.html
かっこよすぎる。
でも、王者の中の王者と呼ばれる彼もデビュー当時はとりたてて目立つような存在ではなかったという。自分の弱さと戦い、デビュー5戦の戦績は3勝2敗。強い相手には「どうせ勝てないだろう」という気持ちで戦い、当然のように負けた。
そんな彼を変えたのは親身に想い、熱心に指導し続けたトレーナーであり、両親だった。
「絶対に、逃げない」
という強い気持ちを持ち、自分の限界に挑戦し続ける彼が大事にしていること。
それが「第3の気持ち」だという。
普段は眠っている心の奥底の気持ちのこと。
彼の言葉をそのまま引用しよう(上記URLより)
「普通人間というのは、第1に、向き合った時の気持ち。第2に、ピンチになった時に、『うわ、怖い、どうしよう』って思う気持ち。さらにピンチになった時、もうどうしようもない、絶体絶命のピンチになった時に、無心で起きる気持ちが第3の気持ち。その時、気づいたらバーッと逃げていたとなるのか、気がついたら向かっていたか、そういう気持ちのことだと思います。俺は第3の気持ちは、たぶん強いと思いますよ」
第3の気持ちを鍛えるためにできることはただ一つ。
常に顕在意識で自分に挑戦し続けること。
それが積み重なり、心の奥底に沈んでいき堆積していくことでのみ潜在意識の自分、「第3の気持ち」を強くできるのではないか。