デザインの本質


デザインとは、問題を解決するために思考や情報を整理して、コンセプトやビジョンを導き出し、最適な形にしてわかりやすくその価値を伝えていく行為です。



とは「佐藤可士和のクリエイティブシンキング」からの一節だ。



佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング



iPhoneiPadを持ち出すまでもなく産業デザインの重要性は近年強調し過ぎてもし過ぎることはない。



佐藤可士和さんの本はすごい人の著作の例に洩れず中身が濃い。



前作「佐藤可士和の超整理術」でも整理されつくされたコンセプトに感動を覚え、圧倒されたけれど、今回のクリエイティブシンキングでは枠に囚われない自由な発想に無限の可能性を感じた。



佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術



縦横無尽に広がるアイデアを自分が意図する場所に導き、見事に落とし込んでいる。



芸術と呼ぶレベルに研ぎ澄まされた概念はいつもクライアントの根源から出発しているという。



もう一度、自分の仕事や会社のコアに潜り込んでいこう。



創造的というのは、必ずしもフィクションであるとは限らない。



今、目の前にある現物の根源の価値を認識し、言葉や図柄に起こしていく作業も含まれる。



デザインの本質とは、物事の深さに潜り込み、潜在意識のレベルからあらゆる手段を講じて目に見える形にしていくこと。



自分の人生をデザインする・・・



その準備と覚悟はできているか。



これからの人生の大事な試金石となる。