青い光2 

昨日の「青い光」の最後で市のHPに問い合わせをしたが、回答はまだない・・・と締めくくったらなんと今日返信が届いた。(ブログを読んだのだろうか?)

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平素は本市行政にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
先日お問い合わせいただきました件につきまして、回答いたします。

青色防犯灯は、平成19年度に増加した「ひったくり」対策の一環として、その多発地域(JR○○周辺等)に防犯協会支部が試験的設置を行うことに対して、市が平成19年度に限り、補助を行ったものです。
青色防犯灯と通常の白色防犯灯を比べますと、ランプ価格では、メーカーによる小売希望価格等の一例をあげますと、青色蛍光ランプ840円、白色蛍光ランプ340円となっております。また、照明器具本体は同じもの(20w)を使用しているため、電気料金は同じであり、ランプの定格寿命は、青色は5000時間、白色は8500時間となっております。
設置後にアンケート調査と犯罪発生件数の検証を行いましたが、犯罪認知件数は減少しているものの、「青色防犯灯が設置されたから犯罪が減った」との捉え方は困難でした。それというのも犯罪を抑止するための防犯対策は、日頃から防犯協会に代表される地域ボランティアによるパトロール活動や、警察による検挙活動等の幾重もの積み重ねで行なわれております。そして青色防犯灯は、それぞれの団体がいくつもの防犯対策を行う中での、その一つの取組みであり、数ある防犯対策の複雑に重なり合う効果の中から、青色防犯灯の効果だけを取り出すことは困難であり、防犯対策の効果は総合的に捉えるべきものであると考えられます。
しかし、青色防犯灯が全く防犯効果を持たないかと言えば、そうとも断言できず、防犯についてより高い意識を持つことのきっかけとなり、犯罪をまちからなくそうと懸命に取り組まれている地域の方々が行なう防犯対策の一つとして、活動の活性化に貢献できたという点で、青色防犯灯は防犯に役立つ効果を発揮できているとも考えられます。
以上のことから、青色防犯灯は、費用対効果の説明が難しく、それ自体が犯罪防止効果を有しているというよりも、むしろ地域の防犯意識を高め、今後の防犯活動に繋がる効果があるものと考えております。

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○○市役所 防災・安全局
安全・安心対策グループ
○○市○○町○○番○○号
TEL 
FAX 
E-mail 

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正直なところ返信はないのではないかという気がしていた。



それを考えるとこれだけ丁寧な回答をもらえるだけで嬉しいというのが素直な感想。



だけれど、ここでは敢えて辛口に評価をしてみたい。



費用面は単価は明確なものの稼働件数、全体での費用に全く触れられていないのには不満が残る。白色照明を青色照明に替えたことで交換期間がどれだけ短くなり、その分のコストが10年間でどれくらいの差になるのかの試算が欲しかった。



効果の面の説明は非常に詳しく、十分評価できる内容だ。犯罪を未然に防ぐべく様々な方法を取っているがゆえに青色照明との相関性を示すことは困難だというのも十分に理解できる。ただ、犯罪認知件数が減少しているのであれば実際に何件の減少がみられるかの数字は提示してほしかった。



官と民との意識の差と言えば、それまでなのだろうが、現実的なレベルで市ができる精一杯だとも感じる。いずれにせよ「感激するほど丁寧な返信」であることには違いない。



この市に住んでいてよかったと思う。



ありがとう、安全・安心対策グループの皆さま。



これからもお世話になります。