電車の窓から見える街並みを見ながらふとこんなことを考えた。
一つひとつのビルや家の土地には所有者がいて、それぞれが好きなように建物を建てている。
これでよいのだろうか、と。
世界遺産の一つであるクロアチアのドブロブニクやイタリアのフィレンツェでは歴史的価値や街の景観保護の観点から建物の新築や改装に厳しい規制がかけられている。
翻って我々日本の都市はどうだろうか。
歴史的な建築物や古い街並みの景観保護の観点からは京都や奈良が真っ先に浮かぶ。
条例という形で建物規制があるとは聞いているけれど、上述の都市とは取り組みのレベルが違う。
21世紀の環境立国を謳っている我が国日本。
そう宣言をするのであれば、覚悟が必要だ。
日本らしさを徹底し、外国人を受け入れる努力を惜しんではならない。
経済活動の自由を認めることと地域の繁栄を同時に満たす解を見つけなければならない。
キーワードは「らしさ」ではないか。
その人らしさ、その街らしさ。
中途半端で終わらない、それぞれの「らしさ」が重なり合える街づくり・・・は夢物語なのだろうか。
今日、尊敬する経営者の一人である渡邉美樹氏が東京都知事選への出馬を決めた。
彼に夢物語の実現を期待したい。
夢に日付をつけて。
車窓から見える景色を見ながらこんなことを考えた。