義援金の行方


一般人をはじめ、各界の著名人、海外からもたくさんの義援金が東日本大震災の被災者に寄せられている。



素朴な疑問がある。



この膨大な額の義援金はどのように配分され、遣われるのだろう。



すると、昨日の日経新聞の子ども向けのニュース解説にわかりやすく説明がされていた。(私の疑問は子ども並み(^ ^))



もともとこのような震災時の「救援募金」は二種類に分けられるとのこと。



「被災者の手元にお金を届けたい」という「義援金」と「被災地のNPO活動を支援したい」という「活動支援金としての募金」に。



義援金としての募金は日本赤十字社、中央共同募金やNHKなどを通じて集められ、受付団体と被災した都道県、専門家が話し合って配分の基準を決めるという。その後、都道県の配分委員会で金額を決定して、市町村を通じて配布される。



活動支援金としての募金は中央共同募金会やNPOのサポート団体などを通じて集められ、受付団体の基準でNPOやボランティア団体に活動資金を分担する。その結果、物資の運搬やがれき撤去、避難先での生活支援に充てられるのだそう。



それ以外にも都道府県やNPOなどに直接届く募金もあるそうだが、東日本大震災で被災した15の都道県、日本赤十字社中央共同募金会などで構成する義援金配分割合決定委員会において今回第一次分として、家が全壊した場合一戸当たり35万円、半壊で18万円、死者行方不明一人当たりに35万円を遺族に支給することが決まっているとのこと。



被災し、愛する人を失ったり、家が全壊したり、職場を失ったりした人たちにとっては微々たる額としか言えないけれど、日本だけではなく、世界中の人たちの心が詰まっていることだけは間違いない。



You are not alone.



あなたたちはひとりじゃないんですよ。いつも私たちと一緒です。



そんな声が聞こえてくる。



これからも支援を続けていこう。