ページをめくる、カレンダーをめくる、カーテンをめくる・・・
「めくる」という動詞には未知への 憧れが潜んでいるのではないか。
日常の何気ない動作だけれどそこにはちょっとした期待感が宿っているように思える。
それは人間が本来持っている未知なるものへの憧れや好奇心であり、人類の進化を支えてきた本能の一端とは言い過ぎだろうか。
「めくる」という言葉を何度か続けて口にしたら不思議な感覚に包まれた。ほのかな高揚感と言おうか、ちょっとしたわくわく感と言おうか。自然に笑顔になっている自分に気がついた。
それをきっかけに文章を綴ることにしたのだけれど人間の本能や人類の進化というような言葉が出てくるなんて思ってもみなかった。
書きながらまさに、
めくるめく思い
に包まれた。
今から野球を観に行く。
ダルビッシュ有投手が先発の予定。
これもまためくるめく思いだ。