Do動詞とBe動詞

Do動詞(一般動詞)とBe動詞



と言っても、英文法の話ではない。



人間について、男と女についての一考察のためのキーワードだ。



男性は何をする="do"が大事だと考え、女性はどうあるか="be"を重要視する。



もちろん男性、女性の思考パターンを一般化したいわけではない。ただ、男性脳、女性脳という言われ方がされたり、それぞれの特性が語られたりすることもあるので一興として少し考えてみる。



女性は「今を楽しむ」ということが得意なようだ。



男性は「夢を生きる」ことを楽しむ。



女性は「今を楽しむ」ために今いる状態、"be"を大切にする傾向がある。どれだけ複雑に入り込んだ状態であっても一瞬でスクランブル的に情報を処理する能力に長けており、男性が到底気づかない細部にわたって当たり前のように感じ取ることができる。



男性はというと「夢を生きる」ために何をしなければならないか、何をしたいかを考え、行動する生き物だ。今いる状態がどうかはあまり関係なく、これから何をする"do"が大事であり、いつも未来(空想?)の中に住んでいるような感覚を持つ。ある意味今を犠牲にしても、未来がよければよいという風に考えて生きているのではないか。(過去の栄光や挫折に囚われ過ぎることも少なくないが。)



だからよく女性は現実的で男性は単純で何も考えていないように見られがち。



こんな質問がある。



「冷蔵庫をぱっと開いた時にどこを見ますか?」



一般的に女性は目の前にあるものを一瞬で把握し、男性は奥を見ようとするらしい。



私自身もいつも冷蔵庫の探し物が見つからず妻から「どこ見てんの?目の前にあるじゃない。」とよく言われる。知らず知らずのうちに奥ばかり見ていて目の前のものに気づかないのだろう。



女性は水平方向にものを見る傾向にあり、男性は垂直方向にものを見るということ。



時間の観念でも女性は「今」に関心が高く、男性は今よりも「過去」や「未来」にこだわる。



それぞれの得手不得手の一端が表れているではないか。



結局、男性と女性の両方がいて、はじめて近くと遠くの両方が見え、過去現在未来を考えられるのだろう。



それぞれの特徴を生かした社会や組織作りが欠かせない。