存在しない現状維持

現状維持という表現を使うことがある。



しかし、現実に現状維持というものは存在しない。



なぜなら、時間の流れの中にある全てのものは常に流され、形を変え、よくなっているか、悪くなっているかのどちらかなのだから。



だから現状維持ということは例え瞬間であっても存在はしない。



上がっているか下がっているかののどちらかで、それをある程度の期間を通じて見た時に初めて「現状維持」のように見えることがある。



ただ、それだけの話だ。



だからこそ、よくなっているのか、悪くなっているのかを常に意識し、自分で自分のかじ取りをしなければならない。