強すぎる個性

「強すぎる個性は邪魔をする」



あるドラマを見ていて一人の女優の演技がそのまま彼女のキャラなんだと気がついた。



適役であり、物語の流れにもうまく溶け込んでいたから問題はないのだけれど、ふと、他の役柄はしない方がいいのだろうなと思った。



それは演技力の問題ではなく、個性が強ければ強いほど本人以外の何者にもなれないという気がしたから。個性が邪魔をするということ。



そう考えると、食材やワインなども同じなんだと気づく。



他の食材との組み合わせで素晴らしいものになるものもあれば、単体でこそ輝くものもある。



強すぎる個性はその強さを単体で発揮させてあげることが一番なのだ。



それが本人、そのものを活かすために一番の形であり、



最も社会に貢献できる方法なのだから。



身の回りにいる個性の強すぎる人をもう一度客観的に見直してみよう。



彼らが最も輝ける方法を見つけることができれば、組織(社会)全体を明るくできるかもしれない。