人類最後の年

新しい年が始まった。



しかし、いきなり突拍子もないことを言い出そう。



それは今年で人類が滅亡するということ。



私の個人的な意見ではない。



世界の至る所で2012年は人類最後の年と言われている。



発生源は中南米。



4世紀から10世紀頃まで繁栄したマヤ文明で使われていたマヤ暦において、2012年12月22日前後が人類最期の日になるという噂が囁かれているのだ。



天文学に秀でたマヤ人が研究に研究を尽くした「長期暦」が187万2000日後の今年12月22日頃プツリと終わる。マヤ暦の始まりが人類の始まりとするマヤ人の考えからするとマヤ暦の終わりが人類の終わりと読んでも何の不思議もない。



マヤ文明の専門家は改めてその説を公式に否定しているが、誰もが納得できる科学的な説明が伴っているものではない。



もちろん千年以上も昔に滅んでしまった文明の暦の科学的根拠も確かなものとは決して言えないし、ノストラダムスの予言に代表される「終末論」の一つであり、ハリウッドがパニック映画を作るほどの「ネタ」であることに違いはない。



とは言え、映画でも描かれていたように運命の日に近づくに連れて世界の至る所で天変地異が起こり、政治的経済的危機がこれまでとは比べ物にならないほど大きくなっていることは紛れもない事実である。



我々がすべきことはいたずらに終末論を弄ぶのではなく、たとえその予言が真実になるとしても、動じない生き方をすることではないか。



マヤの専門家は「長期暦」の終わりはあくまで一つの歴史の終わりであり、新しい時代の始まりでもあると解説している。



今年は奇しくも辰年。



昇龍の如く人類(の一部?)が天に昇る「アセンション」が起こるという可能性もあるとのこと。



何が起ころうとも、覚悟を決めて毎日をしっかり生き切る一年としたい。