書くことで伝えたいことを発見する。
そのことを初めて実感したのは、高校の友人が韓国に帰国してから始まった文通を通してだった。
その文通は何年かしていつの間にか自然消滅してしまったけれど、手紙を書きながら自分の気持ちや自分のしたいことを次々と発見していったことを今でも鮮明に覚えている。
書くことはつまり言葉にするということ。
心の中にある漠然としたものを形にして表すということ。
漠然としたものを言葉という形で再現させ、それを読むことでその概念を追体験する。
日記やブログなど、書くことの価値は単に記録を残すことだけではなく、未知の自分の発見や開拓になるのではないだろうか。