中百舌鳥の不思議

「中百舌鳥」と書いて「なかもず」と読む。



「中百舌鳥」とは大阪府堺市にある大阪市営地下鉄と南海電車の駅の名前。



地下鉄御堂筋線に乗るたびに「どうして『もず』は『百舌鳥』と音より多くの漢字を書くのだろう」と思っていた。



「百舌鳥」(もず)はスズメ目モズ科に属し、一般的によく見られる鳥の名前。他の野鳥の鳴き声が上手なことから当初「百舌」(もず)とされたが、鳥だとわかりづらいということで「鳥」が追記されるようになったらしい。



「無声音」は英語にはよくあるだけれど、これも「無声音」の一種とのこと。



日本語には他にどんな例があるだろう?



伊右衛門(いえもん)
伊達(だて)
和泉(いずみ)
立売堀(いたちぼり)



改めて探してみるとなかなか見つからないもの。



それぞれがそれぞれの理由を持っていることは想像に難くない。



全てのことに意味がある。



身の回りの言葉や地名にも今まで以上に注意を払っていきたい。



面白い発見がザクザク見つかりそうな気がしてきた。