遊びの天才

「子供は遊びの天才」



とはよく言われること。



自分の子供時代を思い起こしても、自分の子供やその友達との遊びを見ていても全く同感だ。



おもちゃがあればもちろんのこと、それがなくとも何でも遊び道具に変えてしまう。遊びのルールをあっという間に作り、自分たちで作ったゴールに向かってキャッキャキャッキャ言いながら遊び続ける。男の子であろうが女の子であろうが、外であろうが中であろうが全く関係ない。



一つの遊びが新たな遊びを生み出し、派生的に広がった遊びが有機的に結合し、どんどんどんどん進化していく。そのプロセスで子供たちは互いにコミュニケーションを取り、人間関係や力関係を学んでいく。一人では思いつかないアイデアも友達と話し、時には言い争いになる中で生まれ、還元され、新しい遊びに融合されていく。



それを苦もなくやってのける子供はやはり「遊びの天才」だ。



遊びの中で子供たちはためらいも見栄もプライドも思惑も駆け引きも何の留保も持つことはない。たとえ持ったとしても、無邪気さの範囲を超えることはない。



大人が仕事上で同じような能力を発揮できれば、それこそ「仕事の天才」になれる。



成功している起業家の多くはこのタイプが多いのではなかろうか。



その仮定が正しいとするならば、



子供のクオリティを残したまま、ためらいや見栄やプライドや思惑や駆け引きといったものを自分の中でうまくコントロールすることが「仕事の天才」になる最善の方法と言える。



子供時代において、最大最強の勉強は遊ぶことと言っていいことになる。



世の中の親たちよ!



子供たちをもっともっと遊ばせようではないか!!