■“長所=親にとって都合がいい”という落とし穴
このように親にとって都合の良い面が、子どもの長所になっていることは少なくありません。例えば慎重派という性格も、体育会系の親からみれば“情けない”という短所になりますし、職人気質の親からみれば“しっかりしている”という長所に変わります。
他にも、親が楽できる、親の好みや希望通り、親が躾をしていると思われるなど、親の都合で長所や良い子の意味は変わります。しかし、これではおかしいですし、子どもの人格形成や精神性に悪影響を及ぼしてしまいます。イラッときて怒る時、自分の都合を子どもに押し付けてはいないか、じっくり考えてみましょう。
■指摘するなら長所をたくさん、短所は少なく
「私たちはうっかりすると、長所より短所のほうに敏感になって、そこを直そうとする。子どもの希望に応えるより、親の希望や教師の希望に応えてもらおうとするようなことをたくさんやります。まずは、これを反対にすることです」
さらに、子どもへの指摘は「長所をたくさん、短所は少なくていい」と佐々木先生はアドバイスします。
子どもにいくら短所を指摘しても、治ることはないでしょう。それは大人も同じですよね。“長所⇔短所”です。特に小さい頃ほど、長所を褒めて自信をつけさせてあげることで、短所の部分も改善されやすくなります。
子どもの年齢ごとの発達段階や理解力に目を向けることも大切です。例えば2歳児に「きちんと片付けて!」と要求しても、まだ無理でしょう。5歳くらいになれば、理解力も上がります。
忙しい毎日では、つい自分中心になってしまいますよね。しかし子育ては、子どもの性格や成長段階に目を向けることが鍵となります。子育ては自分育て。自分の感情や都合に流されずにいきたいものですね。以上
そう。
子育てにおいて大切なことは、長所を短所よりも多く見てあげること。
短所よりも長所を見てあげることで子供は安心し、のびのびする。長所を伸ばすことで、短所も改善することが多いという。
うちの子の長所は何だろう。
- 優しいところ
- 夢中になるところ
- 走るのが速いところ
- しっかりしてるとこ
- 頑張るときにはホントに頑張るところ・・・
ほら、こんなにたくさんある!
長所だけを見つめてあげたい。