昨日のブログで髭剃りという作業を(無)意識的に行う話をした。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130103
日常的にあまりに頻繁に行うことで身体が動作を覚え、半自動的に行えること。自律神経が稼働し、ほとんど意識せずに行えること。
髭剃りを例に挙げたけれど他にも無意識に行っていることは少なくない。
歯磨き、手洗い、着替えに食事、歩くこと、座ること、走ること・・・
その動作が習慣になっていれば考えることなくできてしまう。できてしまうからこそ考える必要もない。
それらを一気に意識上に上らせる方法がある。
「演技をすること」
である。
舞台に上る機会があれば「演技すること」を意識するし、日常行っている動作を改めて再現することになる。普段無意識で行っている動作を意識上で再現しようとするとぎこちなくなる。いわゆる「くさい演技」になるし、普段から日常の動作を意識的に行っていないと簡単に演技などできはしない。
現実的にはそんな機会がある人は限られているのでここでは日常生活の中で「演技をすること」を提案してみたい。
どこかに聴衆がいるとか、カメラがあると仮定して、日常の動作を演じてみるということ。
昨日話題にした髭剃り、歯磨き、手洗い、着替え。歩いたり、座ったり、走ったり、ものを取ったり、頭を掻いたりすることを意識しながらしてみる。
どうすれば自然に、かつ美しい所作ができるかを考えて。
一つひとつの動作を一から作ってみる。
いつか「未来の役者」になれることを夢見て。