「舶来品」
その響きを懐かしく感じる人はある一定以上の年齢の人に違いない。
国産品よりも海外から輸入された「舶来品」の方が性能も価値も高く、ステータスにさえなっていた時代があった。
戦後高度成長を成し遂げ、"Made in Japan"の価値が飛躍的に高まった。
世界中で日本製品の信頼性の高さが常識になり、
それが当たり前の時代がしばらく続き、
気がつくと、高度に発展した技術はガラパゴス化し、自惚れている間に裸の王様になっていた。
その結果、
「舶来品の逆襲」を受けることになった。
Apple, Samsung, Dell, Dyson, iRobot, LG, T-fal, DeLonghi, Schick, Gillette, peugeot, Volvo・・・
いつの間にか身の回りに「舶来品」が溢れかえっている。
今日も会社の同僚が新車を購入したと言うので見せてもらうと・・・
イタリアのFIAT500だった。
そう、ルパン三世の乗っていた車だ。
後ろのトランクを開けたらすっごいターボが積んであって・・・ということはさすがになかったけれど、排気量も1240ccでパワーアップしている。
「舶来品の逆襲」にどう立ち向かっていくのか。
日本メーカーの逆襲に期待している。