ここ数日「進化」を隠れたテーマ(?)として話を続けている。
ロンドンオリンピックでの3連覇はならず、30歳を越えた今記録にも伸び悩んでいる。引退が囁かれながらも現役続行を決めている理由は、まだ進化する自信があるから。
競泳という20代前半が選手としてピークと言われている競技で30歳を越えてどうして進化し続けられるのか。
そう切り込むインタビューワーに思いを巡らすかのような表情で返した答えは意外にも「自分でもはっきりわかってはいない」だった。
それを考え続けたとしても明確な答えが見つかるとは思えず、逆に考えないようにしているという。
それでも記録だけではない進化が必ず存在する、とその受け応えから十分過ぎるほど彼の信念が伝わってきた。
「新たなる進化の形」を模索して北島康介の挑戦はこれからも続いていく。
私も私なりの「新たなる進化の形」を探し続けていきたい。