念願の1枚


ついに念願の1枚を見ることができた。


その1枚とはこれ。


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葛飾北斎富嶽三十六景の一枚、神奈川沖浪裏。


アメリカのボストン美術館所蔵の名品の数々が今神戸市立博物館に来ている。


小学5年生の時に初めて出合い、不思議なほど心を惹きつけられた作品。図工の時間に模写したことを今でも覚えている。


その後も気になる一枚であり続け、何かの機会がある度にその図柄を思い出した。


今回ボストン美術館 浮世絵名品展が開催されるニュースを目にしてから数ヶ月間ずっと楽しみにしていた。



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初めて本物を目にした瞬間、運命の人と出逢ったかのような気分に囚われる。


呆然と作品の前に立ち尽くし、気がつくと作品を凝視していた。他の人の迷惑にならない程度にその場を去り、その後も何度も何度も戻っては同じことを繰り返した。心が満たされるまで。

気がつくと2時間が経っていて開館の頃にはなかった行列が!


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お昼にほぼ1年ぶりになる念願の1杯、吉兵衛のカツ丼を食べて最高の締め括りをした。


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小学5年生になる息子がどう感じたか、数十年後に再び意見を聞ける日を今から楽しみにしている。(「諸国瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝」〈下記ポストカード〉がいいとは言ってたけど、本当はカツ丼の方が印象に残ってたりして^^;)


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