4年に一度の世界最大のサッカーの大会、FIFAワールドカップがブラジルで始まった。
国家の威信と国民の期待を背負って各国の代表チームがしのぎを削っている。
日本対コートジボワールの一戦は本田の鮮やかなゴールから始まったものの後半で逆転され、大事な初戦を勝利で飾ることはできなかった。
グループリーグを勝ち上がるために大事な試合ということは監督や選手、試合関係者だけでなく多くのサッカーファン(私のようなワールドカップの時だけの「にわかファン」も含めて)がわかっていただけに大きく肩を落とす結果となった。
次のギリシア、コロンビア戦はますます厳しい戦いが予想されるだけに試合直後の監督やキャプテン、選手の声に注目が集まった。
主将を務める長谷部選手が慎重に言葉を選びながら答えていた姿が強烈に印象に残っている。
落胆と怒りと不安と謝罪の気持ちを抑えつつ頭と心を整理し、チームや仲間を信じる気持ち、未来を自分たちで創っていくという決意と覚悟に換えて語っていた。
その時に何度も口にしていた言葉が「切り替えて」だった。
ミスをした時、失敗した時、思わぬ事態に追い込まれた時にしてはいけないのは引きずること。
過去は変えられないけれど未来は変えられる。
過去に囚われて未来まで台無しにしてしまうのは一番もったいない。
簡単なことではないけれど、
サッカー日本代表も
私たちも
「切り替えて」
輝かしい未来に向けて頑張っていく。