いい夢の終焉

 
こんな言い方をしたら的外れだろうか?
 
 
お叱りを受けるだろうか?
 
 
いい夢を見させてもらったと。
 
 
サッカー日本代表のみんなに。
 
  
それはまるで宝クジを買って当選番号が発表されるまでの束の間の夢だった。
 
 
FIFAワールドカップブラジル大会に満を持して臨んだ日本代表がグループリーグで敗退した。
 
 
1勝すらできなかった。
 
 
それを非難しているわけではない。
 
 
もちろん落胆したし、期待を裏切られたという気持ちもないわけではない。
 
 
それでもこの数年間いい夢を見させてもらったというのも素直な感想。
 
 
世界の広さ、レベルの高さを実感し、自分たちの立ち位置を嫌と言うほど思い知らされた。
 
 
世界を驚かせる代わりに自分たち自身が驚く羽目になってしまったのは情けない話だけれど、いい夢を見させてもらったことに変わりはない。
 
 
いい夢の終焉は悲しいことではあるけれど、
 
 
また新たな夢を見ればいい。
 
 
未来を信じて、
 
 
自分たちを信じて、
 
 
新しい一日を踏み出せばいい。