定説が崩れる時


定説が崩れる時がある。


新しい発見や新技術の開発によってそれまでわからなかった事実が判明し、それまで信じられていた仮説が新しい仮説に取って代わられる時。


その多くは学者や研究者の間での出来事だけれど、個人にも定説があり、それがひっくり返る時がある。


長年信じてきたことが音もなくがらがらと崩れ落ちる時が。


そんな事件がここ最近立て続けに起こっている。(と言っても、大したことではないんだけれど^^;)


おもしろきこともなき世をおもしろくしかり、登坂車線の読み方しかり(とうはんでもとはんでもどちらでも良い)、「必」という字の書き順、一縷の望み(「いちゐ」かと思い込んでいた)の読み方しかり。


単なる勘違いであり、思い込みや間違った理解というだけの話とも言えるけれど、自分としては結構大きなこと。正しいと自信を持っていただけにショックは小さくない。


人々が共通して認識していたことが後から覆ることはこれまでの人類の歴史を見ても決して珍しいことではない。


スコープをグッと後ろに引いて全体像を俯瞰してみると、世界規模で定説が崩れたり、新しい常識に書き換えられたりしたことは枚挙にいとまがない。


自分の中の定説が崩れる時の感覚から世界や人類の歴史的な定説が崩れた時のことを想像するのは想像力を鍛えるちょっとしたいいトレーニングになると感じた。