激闘



慎重な立ち上がりで始まったもう一つの準決勝 オランダVSアルゼンチン戦。


丁寧な試合運びで開始10分で互いにシュートがないにも拘らず緊張感溢れる見応えのある試合。


開始14分のメッシのフリーキックは矢がいられたような一閃を描きゴール枠内へ。キーパーがキャッチ!痺れる。


会場を埋め尽くすサポーターも応援を忘れて魅入ってしまったかのよう。ポールポゼッションも50対50。サッカーの怖さを目の当たりにした昨日の一戦とは対称的な好試合。


一つのミスがゲームを決めるという怖さから来ているのか、或いはこの大舞台を愛おしみ一瞬一瞬を楽しもうとする選手の気持ちの表れなのか。


徐々にアルゼンチンペース。オランダは防戦を強いられるが時折前線に送られる攻めは多重、波状攻撃。


しかし、アルゼンチンの守備は硬く、相手ボールになった時のプレッシャーはいつにも増して強い。


ロッベンの突破力も封じられている。
メッシも複数のマークがきつく輝けない。


どちらが先に動くのか。


後半はオランダペース。


それでもなかなかシュートに辿り着けない。


息を飲む試合は90分闘っても決着はつかず延長戦へと。


どんな決着がつくのか、


誰にも想像もできない。




ふう。



120分の激闘も均衡は破れず、PK戦へと。



どちらが勝っても賞賛を送りたい。





4対2でアルゼンチンが24年ぶりの決勝戦進出を決めた。



痺れた!