大きな鍋


大きな大きな鍋にいろんなものを放り込んでコトコト煮ていくと全てが混ざり合い、溶け合い、何が何だかよくわからなくなる。



起こったこと、したこと、言ったこと、したいこと、しようと思っていること、自分のこと、他人のこと・・・



私たちはそれら全てのことを心、頭、そんな大きな大きな鍋にひっきりなしに放り込み続けている。



どうしてあの人は同じことを何度も何度も話すのだろう。



そう思った時は、



自分の鍋の底の浅さとその人の鍋の底の深さとくべられている薪と火力の強さに思いを馳せたい。



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