理想を目指す姿は清く美しい。
その姿勢は潔く、尊い。
しかし、理想の地への道は険しく、辿り着くことは容易ではない。
だからこそ挑む価値があり、誰もが憧れる。
それ故に辿り着くことができなくても悲観する必要はない。
理由は二つ。
一つは、理想を叶えようと頑張る姿こそが理想の生き方であり、美しいから。
二つ目は、理想の先の世界があるから。
理想に辿り着けていないのにその先なんて、なんて考える必要もない。
「理想の先の世界」とは「理想を超える世界」。「理想とは異なる理想的な世界」。
「理想」はあくまで自分が思い描くもの。理想を超える理想的な世界は誰も想像すらできはしない。
だからこそ、理想を目指しつつも偶有性の海に身を投じ、大きな人生の、世界の潮流に身を委ねてみればいい。
自分には思いもよらない理想を遥かに超える世界が広がるかもしれないのだから。
自分が想像していたよりも遙かに広く、輝いている世界を体験できるかもしれないのだから。