流れていくことの効用は言うまでもない。
物事がスムーズに流れることで効率が上がり、多くのことが片付けられていく。
逆に、流れが悪かったり、流れ自体がなかったりするとスピードは期待できず、なかなか前へ進まず、ストレスばかりが溜まることになる。
しかし、敢えて流れを堰き止める人もいる。
流れることのマイナス面は順調に物事が進むことで一つひとつのことに注意が払われないこと。流れの裏に潜んでいる問題点が見えづらくなること。
流れの最中に敢えて普通とは異なる状況を作り出し、人々の注意を引き、立ち止まらせる。
流れを一旦止めることで空白の時間が生まれ、仕切り直しができる。
そこで物事を冷静に見つめ直し、考えることができる。
それを敢えて狙う人がいる。
流れを作ることに注力することは大事なこと。
しかし、敢えて流れを堰き止めたり、流れの悪い流れを作ることで多くの耳目を集め、問題発見の糸口になることもある。
流れを作ること、流れを止めること、
その両方を考えて流れに乗りたい。