思いっきりの喪失


「思いっきり投げてみ」


子供にそう言った。


川原でキャッチボールをしていた時の一言。


そう言えば、自分も最近「思いっきり」投げたり、走ったりしていない。


自分の限界を超えるためにはまず限界まで辿り着かなくてはならない。


仕事や勉強ではなかなか自分の限界を知ることは難しいけれど、体力、肉体的なことは比較的簡単にわかる。


数値化しやすいからなのだろうけれど、「思いっきり」「自分の限界を試す」ことから暫らく離れていることに気づいた。


まだ行ける、もう少し頑張れる、


もいいけれど、


自分という存在、大きさ、小ささを把握することも時には必要。


それと同時に、


「思いっきり」「自分の限界まで」


挑戦することも大事。


思いっきり何かをする機会を作りたい、


そう思った。



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思いっきり投げられたボールは川まで飛んで行った・・・