先日のこと。
義理の母が安倍さんと握手をした。
安倍とはもちろん安倍首相のこと。
高野山を観光していて偶然出会ったらしい。首相が公務中だったかは知らない。
親近感が湧き、好感のようなものを感じ始めたという。
我が国日本の選挙制度のおかしさを語ればきりがないけれど、政治家が選挙運動中に政策、公約を語るよりも一人でも多くの人と握手することを考えるという話に妙に納得してしまった。(その良し悪しとは全く別次元で)
欧米の人が初対面の時に握手をするのは武器を持っていないこと、相手に敵意がないことを表す目的があるそうだが、それ以外の場でもやたらと握手を求めてくる人がいる。
狙い(意識的、無意識的かは別にして)は一つ。
身体を触れ合わせることで親近感が増すから。
日本人の場合、「触れ合い」と言ってもたいていは精神的なもので、実際に「触れ合う」のは恋人や夫婦、家族のような親しい者だけに限られる。
「握手」とは言え、実際に「触れ合う」機会があることで親近感が増し、人間関係が円滑になるならば、意識的に活用するのは「あり」だという気がした。
もちろんセクハラには気をつけなければならな
いが。