形あるものの宿命と

 
愛用していた萩焼のビアカップが壊れた。
 
 
壊してしまった。
 
 
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明治維新胎動の地、萩に行った時に市場で買ったお気に入りの一品・・・
 
 
昔から形あるものにはあまり興味がなかった。
 
 
逆に、形のないものの価値、大切さを感じることが多かった。
 
 
形あるものはいつかは壊れる宿命を背負っている一方、形のないものは壊れることはないから。そんな風に思い込んでいた。
 
 
壊れたビアカップを前にして少なからずショックを受けながらふと思い当たる。
 
 
形あるものはいつかは壊れるけれど、形のないものも壊れることはある、と。
 
 
しかも、壊れたことに気づきもしないこともあり得る、と。
 
 
やる気や雰囲気はもとより
 
 
人との友情や愛情、信頼感、組織を組織たらしめている信念、伝統、自分自身の生きるための人生規範や夢・・・
 
 
そんな形は持たないけれど、大切なものが壊れていないか、
 
 
時々チェックしたい。
 
 
メンテナンスの対象項目にも加えるべきだと思った。(自分のメンテナンス