あの頃に?


守るものなんて何もない


敢えてそう言おう。


変なプライドや高邁な理想は鼻につくだけ。


行動規範や日課も自分を雁字搦めにしばるだけ。


積み上げてきた実績も成し遂げた夢も過ぎ去った「過去」に過ぎない。


所属する組織も家族も自分がいなければならないなんてのは幻想だ。


常識や慣習に囚われることなく、


過去にも未来にも規定されることなく、


誰にも縛られず、


自由に生きていきたい。


生きていけばいい。


守らなければならないものなんて何もない。


守るべきものもない。


それでも


守りたいものはある。
 

あぁ、18才の頃に戻ったみたいだ。