自分の道


今朝のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で眉山惣兵衛が囲炉裏を囲んで家族に熱く語り掛けていた。

親の言いなりに生きようとした。
自分にはその道しかあれへんとしか思てましたんや。この世のどっかに他の道があるやなんて、そないなこと考えたこともあらへんかった。
それがその道が思いもよらへんことでのうなって、ようよう道いうのは自分らで探して歩かなあかんいうことに気ついたんやな。
初めて山王寺屋の暖簾(のれん)なくして放り出された世界いうのはお先真っ暗に思えたもんや。せやけど、よう目え凝らしてみたら案外開けてた。
(はつ:へぇ。初めて見るみんなばっかしでしたな)
せや。汚いもんもぎょうさん見たけど、草木や花や星や有難いもんも色々見られた。目が眩みそうにもなったけどな。お母ちゃんがずーっと手ぇ握っててくれてた。
そうやってお母ちゃんと選んだこの道やそやさかいわしは貧しいても今の暮らしに誇りを持ってる。
この誇りわかってほしい思てたけど、お前(長男)が家出してまでも自分で自分の道探したいいうのやったらそらぁもぉ、止められへん気ぃしてきましたんや・・・


自分の道を自分で選べることがどれほど恵まれているか、素晴らしいことか、有難いことなのかを改めて実感させられた。


心の中に満ちてくる感謝の気持ちを胸に、


自分の道を誇りを持って歩いていこう。