あるとない



あるとないを求めてしまう。
ないとあるが欲しくなる。


なんとも勝手なものだ。


これだけだと何のことかわからないだろうけれど、隣の芝生は青い、無い物ねだりの話。


時間が有り余っている時は忙しさを求めてしまう。
時間がない時は時間さえあれば大丈夫だと思う。


好きな人もいつもそばにいるとうざく感じる時があるし、いなければ寂しい。


あるとない
ないとある


量子力学の世界には同時にあるとない状態が成立するという。


あってない
なくてある


それでいい。