残念なことに悪口大会が開かれているようだ。
これまであまり縁がなかったと言っていいほど無縁だったのに、舛添都知事や三菱自動車の例を持ち出すまでもなく世間では誰かの噂や悪口が飛び交っている。
改めて考えると、最近では身の回りでも誰かが口を開くと誰かの悪口だったり、何かを聞こうとすると自分のせいではなく他人のせいにしたり、あたかも自己弁護と責任転嫁がオリンピック種目に選ばれたのかと思うほど、悪口の競技人口が増えているよう。
元々誰かが誰かの悪口をいうのは苦手・・・というか大嫌いな方。
悪口がささやかな愚痴であれば付き合うこともないことはないけれど、ちょっとでも湿り気を帯びるとと話題を変えたり、その場から立ち去ったりしていた。
改めて思うのは、それが正解だったということ。
悪口は何も生まない。
いや、周りに悪影響しか及ぼさない。
悪口を耳にすることで自分の心が侵され、いつの間にか悪口という病原菌に感染した心はキャリアとして、他人により進化したウイルスを伝えていくことになる。
誰かが止めなければ加速度的に病原菌は拡がり続け、パンデミックを起こし、体中(組織中)を蝕んでしまう。
ここで止めよう。
自分で止めよう。
ここで終わりにしよう。
自分で終わりにしよう。
その勇気が試されている。
そう思って。