最近の一番の悩み

 

妻がクラシックのコンサートに行ってきた。

 

サンフランシスコ交響楽団か何かでS席がなんと22000円!

 

と言っても、実際に払ったわけではなく、ママ友からチケットが余っていたから誘われたとのこと。

 

そのママ友は知り合いが朝日テレビだか朝日新聞にいるらしく時々こうしたチケットが回ってくるらしい。

 

ママ友は自宅で英語を教えていて、旦那さんは元コンピュータープログラマー。不幸なことに交通事故に遭って下半身不随で車椅子生活を余儀なくされている。

 

そんな夫妻の「最近の一番の悩み」を聞いた。

 

それは旦那さんの足の具合でも夫婦仲でもお金の問題でもなく、中1の息子が脂肪肝と診断されたことでもない。(子どもの脂肪肝は食生活を改めるとすぐに回復するらしい)

 

旦那さんが以前一緒にビジネスを立ち上げたパートナーが偽札造りで捕まって、その人が刑期を終えて近々刑務所から出て来るらしい。悩みというのはその人に連絡を取るかどうかだそう。

 

聞いた時には思わず唸ってしまったのだが、たいした悩みがなければ些細なことも頭痛の種になるし、ヘヴィな悩みもたくさんあれば相対化され、一番の悩みが心の中を占拠することになる。

 

自分の悩みを始め、多くの人の悩みはママ友夫妻の悩みに比べたら取るに足らない(と言えるかもしれない)。

 

そう考えて、自分の悩みを笑い飛ばせればいいな、と思った。