恐怖政治の始まり

 

アメリカ次期大統領ドナルド・トランプ氏の選挙後初の記者会見が開かれた。

 

ライブで見た感想は「ただただ残念」。

 

自らの選挙活動に関するロシア問題、マスコミとの確執、現政権批判、メキシコとの国境に造る壁、その費用をメキシコに持たせる話、日本、中国、メキシコがアメリカの力を再認識するだろう主張・・・

 

米大統領選挙で最終的に国民に選ばれたのは、意図的にアメリカン・ドリームを体現したビジネス成功者のスマートさやカリスマ性を隠して、敢えて数々の暴言や現実離れした主張をして不満を持った中間層以下を味方につける戦略が成功したからであり、実際に大統領に就任したらそれらはなりを潜めるという淡い希望が途絶えたから。

 

もちろんあくまで一素人の個人的な意見に過ぎないけれど、

 

自動車会社の名指し批判や世界各国の巨大企業の首脳がトランプ詣をする姿を見ていると暴君による恐怖政治が始まるという予感がしてならない。

 

自国優先主義による国家運営が果たしてどんな世界を作るのか。

 

およそ100年前、ドイツでナチスヒトラーが国民の大多数に選ばれ、熱狂を持って迎えられたことを我々はもう一度思い出さなければならない。

 

世界との間に高い壁が聳えないことをただただ望む。