感じること、思考、一瞬のひらめき、
そういったものは、雨が降った後の青空にかかった虹のようにすぐに消えてしまう。
それを形に表すために言葉があり、物語があり、絵画があって音楽という芸術という領域がある。(一昨日の「無限の世界」からの続き)
感覚、思考、閃きを形あるものに表現することで自他共に認識しやすくなり(言葉で置き換える不完全さは別にして)、再現性も確実に高まる。
その中でも思考の軌跡を残すためには言葉が最も有効。
地球の長い歴史の中で他の動物たちと比べて人間が身体的な劣位を乗り越え、生き残り、進化を続けてこれたのは知性のおかげであり、その知性は言葉に育まれたと言っても過言ではない。
話が少し大きくなり過ぎたけれど、身近なところを見回しても仕事上のメモやノート、日記やブログもそうした役割があることは間違いない。
「思考の軌跡」を残すことで、学びは深まり、再現される回数が増え、より効率的に知恵が獲得される。
拙いながらもこのブログを継続できている要因の一つと言っていい。
自分はもちろんのこと、誰かの何かの役に立つことも少しはあるだろう。
これからも「思考の軌跡」を残していきたい。