たいとねばの比率
と聞いてもピンとこなくて当たり前。
「たい」とは「したいこと」の「たい」。「ねば」は「せねばならぬこと」の「ねば」。
日々の生活や人生の中には山ほどの「したいこと」と「せねばならぬこと」がある。
誰もが必要性に駆られて、状況に合わせて、優先順位に応じて、その両方を行い、その結果、時間が過ぎていく。
逆に言えば、我々の日々の生活、人生は「したいこと」と「せねばならないこと」のどちらかで埋められている。
ふと気がつくと、「せねばならぬこと」=「しなければならないこと」に時間が費やされ、毎日がそれだけで終わってしまう。人生が「しなければならないこと」で埋め尽くされてしまう。
そこに「したいこと」が入る隙間さえなくなってしまう。
処方箋は2つ。
1つは、「したいこと」を優先する。
「したいこと」をリストアップして、スケジュールに先に組み込んでいく。先に「したいこと」をして、残りの時間で「しなければならないこと」をする。
2つ目は「せねばらならぬこと」を「したいこと」に変えてしまうのだ。
「せねばならぬこと」は自分の意志と異なることと思うからおっくうになる。そうでなく、「せねばならぬこと」を自分の好きなように、したいようにする。自分流にする。それが鍵。
自分が「したいこと」と「せねばならないこと」の比率が幸せ度を決める。
前者が多ければ多いほどいいのは言うまでもない。
理想は前者が100%になること。
仕事も通勤も掃除も料理も歯を磨くのも「したいこと」にすればいい。
そのためにどうするか? どう考えるか? どう動くのか?
それを考えることもまた「したいこと」と捉えればいい。
たいとねばの比率。
たい100%を目指したい。