今年の月一企画は「一瞬を切り取る」と題して、日々の生活の中の一瞬を切り取ってスポットライトを当てるというもの。
今日のテーマは「感じる」を選びたい。
巷では「マインドフルネス」が大流行りである。
日本には古くからある禅や瞑想を宗教の要素を取り払ってステップをシンプルにしたもので世界中の著名人やスポーツアスリートが集中力を高めるためやストレスの軽減、幸福感の増進のために実践しているという。
今日はマインドフルネスというよりはその真髄と言える「今を感じる」に焦点を当ててみたい。
人は何もしていなければ、いろんなことを考えているらしい。
厳密に言えば「考えている」というよりはいろんなことが頭の中を駆け巡っているという方が正しいらしく、約50%の時間は、今夜何を食べようとか、あの時は楽しかったなとか、明日の仕事嫌だなとか、あの人は今頃何をしてるんだろうとか、取り止めのないことを考えているのだとか。
それは「マインドワンダリング」と呼ばれていて心が漂うことで膨大なエネルギーを費やしているのだそう。
「今を感じる」のはその浪費されているエネルギーをセーブするだけでなく、今に注目することで心と体を一つにできる、身心一如の状態に近づけることができるという。
方法は簡単だ。
マインドフルネスの手順もいいけれど、もっと簡単でいい。
寝転がり、上向きになる。
目を瞑り、自分の呼吸に意識を向ける。
吸って吐く。
次に自分の足先を感じる。身体が触れている椅子やベッドや布団を「感じる」。
心がいろんなことを考え始めたら呼吸や今自分が感じている感覚に意識を向ける。
それだけ。
それを何分か繰り返すだけで落ち着いた気分になれ、次第に眠りに吸い込まれていく。
寝落ちてしまったらそれはそれでいい。
今を感じることでリラックスでき、心を解放できるのだから。
一瞬を切り取る ー読書ー
一瞬を切り取る ー眠るー
一瞬を切り取る -歩く-
一瞬を切り取る -呼吸-
一瞬を切り取る -髭剃り-
一瞬を切り取る -おにぎりを食べる-