たいやき貯金

 

ここ数日「たいやき」についてばかり考えている。

 

と言っても、美味しい鯛焼きではなく、娘のクラス目標のこと。(たいやきを目指す

 

目標を持つことの大切さを再認識した次第だが、続報がある。

 

それが「たいやき貯金」なるもの。

 

鯛焼きを集めるのでも鯛焼きを買うために貯金をするのでもない。

 

「たいやき」はそれぞれ「助け合い」「挑む」「優しい」「輝きのき」を意味し、5年3組のクラスのみんなが意識して目指しているそうなのだが、そこにはやはり「仕掛け」があった。

 

それぞれの目標に近づける度にビー玉をビンに入れていくそうで、それが「たいやき貯金」。

 

例えば、担任の先生以外のクラス(音楽とか図工とか)で一人も忘れ物をしなかったら、とか、宿題を全員がしてきたら、とか、話し合いをして誰かが誰かのために嫌な役割を引き受けたり、とか。

 

ビー玉がビンにいっぱい溜まったら、クラス全員で話し合ってご褒美を決めるそうだ。

 

たまたま最近は運動会の練習で忙しくてビー玉が溜まったご褒美はみんなの希望で「宿題なし」になったとのこと。

 

「今日は宿題ないんだぁ。あのね、実はね、『たいやき貯金』が貯まったの。お父さんにその話したっけ?」

 

そんな風に娘が嬉しそうに教えてくれた。

 

目標を掲げて、それを追いかけるのは簡単なことではない。

 

「グループ」でならなおさらだ。

 

だからこそ、価値がある。

 

単なる根性論や理想論だけで現実化することはできない。

 

成功する「チーム」には必ず「仕掛け」や「工夫」が仕込まれている。

 

さあ、我々はどんな仕掛けをしよう?