不自由を満喫する

 

明るい照明も暖房もガスも水道もない。

 

テレビも電子レンジもふかふかの布団もない。

 

あるのは一家団欒の温かさだけ。

 

それがキャンプの真髄。

 

雨露をしのぐ家を自らの手で建てる。最低限の生活をするための道具を広げる。並べる。照明に火を灯して、食事の支度をして、ベッドメーキングをする。

 

普段なら当たり前のようにあるものがない。

 

それ故に一から準備しなければならない。いつもなら自分一人でできることを家族と分け合ったり、力を合わせたりして作り上げていかなければならない。

 

そうして生活を成り立たせていく。

 

その不自由さを満喫する。

 

それがキャンプの醍醐味であり、

 

普段の便利な生活の真の価値を感じ取れる貴重な機会でもある。

 

次はいつどこへ行こう。