ネットとリアルの境界線

 

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近くのマンションに次々と宅配ボックスが取り付けられるようになった。

 

ネットショッピングが日常生活になくてはならないものになるにつれ、宅配業者の負担が増え、個別の企業努力ではどうしようもないところまできている。

 

政府が問題視し、議会にまで問題が持ち込まれるほどに。

 

正直なところ最初は企業の問題であり、業界の課題を国が扱うことに大いなる違和感を感じたし、国民の血税が何らかの形で使われることに大反対ではあったけれど、現状を聞けば聞くほど急激に進むネット社会とリアルの社会の軋轢の犠牲になっていることを感じるようになっていた。

 

いつの間にか宅配ボックスはネットとリアルを結ぶインフラ整備の一環であるように思えるようになっていた。

 

そう。

 

宅配ボックスはネットとリアルの境界線を引く空間の一つと言えるのではないか、と。

 

社会インフラの整備の一環であれば、それなりに納得はいく。

 

それでも事実関係をはっきりさせるためにマンションのオーナーやディベロッパーが宅配ボックスを設置することで何らかの補助金が支払われているかどうかは確認した方がいい。

 

そう思った。